話し合い活動サポートツール「AIAIモンキー」とは
道徳や国語だけでなく、話し合い活動が行われるさまざまな授業シーンで幅広く活用することができます。

AIAIモンキーの3つの特長
AIAIモンキーは、「道徳教育の抜本的改善・充実に係る支援事業(文部科学省)」をはじめ、数多くの小中学校で実証を行い、複雑な機能をなくし、誰でも簡単に使えるよう先生方の声をふんだんに取り入れた現場ファーストのツールです。子どもたちの好奇心を刺激し、新しい発見を通して、ワクワクしながら楽しく学ぶことができます。
多様な意見に触れることができる
一人ひとりの意見を可視化することで、多様な意見に触れ、全員参加型の協働学習を実現することができます。

話し合いを深めることができる
みんなの意見をAIが瞬時に分析し、その分析結果をヒントに話し合いを進めていくことができます。

学びの成果を一元管理できる
成績評価のための話し合い活動の履歴(意見・振り返り)を一覧で確認することができます。

わくわくする!新しい協働学習のカタチ
AIAIモンキーの主な機能

「わくわくの実」は、子どもたちが入力した意見を形態素解析によりワード分類し、出現頻度の高いワード順に中心から大きい丸で表示しています。気になるワードをタップすると、そのワードが含まれている意見を一覧で閲覧することができます。小さな実にも着目することにより、少数意見も含めた多様な意見に触れることが可能です。自分とは違う考えを発見したり、同じ意見でも視点が違っていることに気づいたり、自然と学びを深めていくことができます。

選択肢を設定している設問では、選択肢の集計結果を表示して、クラス全体の傾向を把握することができます。「選択肢(ABCD)の意見」をクリックすると、回答選択肢ごとの意見の一覧が表示されます。なぜその選択肢を選んだかなどの理由や詳細な考えを知ることが可能です。「選択肢(ABCD)の実」をクリックすると、回答選択肢ごとのわくわくの実が表示され、選択肢ごとのキーワードの傾向を確認したり、比較することができます。

AIAIモンキーでは、授業中に入力された児童生徒の意見から、学習後の振り返りまでを授業ごとに1ページで確認することができます。選択肢を色分けして提示しているため、意見の変容や学習状況の変化を児童生徒ごとに一目で把握することが可能です。授業評価時には、授業履歴を確認しながら評価を実施することができます。また、CSVファイル形式で授業履歴をダウンロードすることも可能です。
監修者からのメッセージ
「主体的・対話的で深い学び」を実現するためには、教室の中で児童生徒が多様な意見を出し合い、話し合いを深められることが必要です。しかし、多様な意見が出れば出るほど、話し合いを深めることは難しくなります。いつも同じグループで議論したり、教室全体で積極的な児童生徒ばかりが発言したりということになりかねません。
「AIAIモンキー」は、多様な意見を探索的に探ることができるツールです。コンピュータで形態素解析をしたり意見を分類することができ、児童生徒はキーワードや分類を頼りに、多様な意見を読んでいくことができます。教室で「主体的・対話的で深い学び」を進める際に、こうしたツールは大いに力を発揮します。
千葉大学教育学部 藤川大祐教授
参考資料
・「AIAIモンキー」を活用した授業プログラムの開発と効果(PDF)
・ゲームとしての討論 ―AI を活用した討論支援システム構築のための試論(PDF)
・動画教材と意見分析ツールを活用した道徳授業プログラムの開発(PDF)
AIAIモンキーは、ブラウザからすぐに使えるクラウドアプリです。
Microsoft365やGoogle Workspaceでシングルサインオンが可能です。
「学びのeポータル」を提供する企業とも連携しています。