心とからだの見守りツール
「デジタル生活ノート」

デジタル生活ノートは、子供たちの心や体調の状態、生活リズムや気持ちの変化を記録し
チーム学校による複数の目で見守ることができるデジタル版生活記録簿ツールです。
★ デジタル生活ノート(みまもりふぅーにゃん)に込めた想いはこちら ★

デジタル生活ノートの3つの特長

特長1 体調・こころ・学習の状態を把握し、小さなSOSを早期発見する

子供たちが体調・こころ・学習についての状態を3段階のスタンプから一つ選んで回答する「自分モニタリング」機能を搭載しています。
子供たちは自分の記録を週ごと・月ごとに振り返ることができます。

▲ 児童生徒画面「自分モニタリング週次一覧」

先生は、子供たちが入力した記録をクラスごと、児童生徒ごとに一覧で確認することができます。
状態が「良くない」と回答した場合は赤く表示され、アラートの絞り込み表示機能も搭載しています。

▲先生画面「自分モニタリングクラス一覧」
POINT
  • 子供たちの状態を可視化することで変化に気づきやすく、問題の早期発見できる
  • アラートの絞り込み機能で見逃しを防止することができる
  • 子供たちが自分を客観的に観察できるためストレスなどに気づきやすく、不調の防止に役立つ
  • 特長2 気軽にタイムリーに声がけができる

    子供たちは、日々の日記や振り返りを記録する「生活記録」機能を搭載しています。
    記録は、自由記入のほかに、50種類の気持ちを表した「気持ちスタンプ」を使用することができます。

    ▲児童生徒画面「生活記録入力」

    先生は、子供たちが入力した記録をクラスごと、児童生徒ごとに一覧で確認することができます。また、子供たちの生活記録に対し、個別にコメントを返したり、まとめてコメントを送信することができます。コメントは、自由記入のほかに、40種類の「ごほうびスタンプ」を使用することができます。

    ▲ 先生画面「まとめてコメント入力」
    POINT
  • 紛失や渡し間違えがなく、セキュアな環境で自己表現や悩み相談ができる
  • 子供たちの小さなSOSをキャッチした時にタイムリーに声がけができる
  • 長期休みの時や欠席者にもメッセージを送ることができる
  • 特長3 迅速な情報共有によるチーム学校での見守り

    先生は、クラスを横断して、子供たちの「自分モニタリング」や「生活記録」を確認することができます。

    POINT
  • 情報共有がしやすくなり、管理職や学年主任の先生、スクールカウンセラーと連携が取りやすい
  • 複数の目で見守ることにより担任の先生の心理的な負担を軽減することができる
  • 必要な時に適切な対応がしやすくなり一次予防の網掛けになる
  • デジタル生活ノートの役割

    デジタル生活ノートの活用によって、子供たちの心身の健康状態や学校生活の様子を継続的に記録し、デジタルで保管することで、担任の先生だけでなく、管理職の先生やスクールカウンセラーを含めた複数の目で子供たちを見守ることができます。
    相談を必要とする子供たちが適切に相談できる、また、子供たちが発する小さなSOSにいち早く気づくという体制作りの一助となり、「不登校・いじめ緊急対策パッケージ」においても、重要な役割を果たすものと考えています。

    メリット1 個別最適化学習をサポートするためのデータ連携が可能

    当社アプリは「R4教育データ連携実証事業(デジタル庁)」にて、OneRoster、LTI、xAPIの連携実証を行いました。今後のデータ連携において、デジタル生活ノートから取得できる各記録データは、先進的なデータ活用ができる貴重なデータとなると考えています。

    メリット2 ICT利活用率の飛躍的な向上

    実証校では、毎日の紙でのやり取りをデジタル化したことにより、タブレットを開く習慣ができ、利活用を促進することができたという声をいただいております。導入前は30%ほどだった活用率を、デジタル生活ノートの導入によって、月間95%以上まで上げることができました。

    活用率の推移

    また、デジタル生活ノート導入前は、状態記録は紙で、生活記録はノートで、教科連絡は黒板でと、それぞれ媒体が異なっていたため、管理がとても大変という声がありました。デジタル生活ノートを導入し、管理を一元化することで、先生方の業務負担を軽減し、子供たちと向き合う時間を増やせるようになったそうです。

    料金プラン

    ちょっとお試ししたい方から個別最適化学習を実現したい方まで
    用途に合わせて自由にお選びいただけます。
    ※価格は税別表記です。

    無料体験版

    0

    ちょっと試してみたい方におすすめ
    初めての方向けの体験プラン
    ※お申込年度内のみご利用可能

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    教員数

    50名/校

    児童生徒数

    1000名/校

    学習eポータル連携

    なし

    シングルサインオン

    なし

    スタンダード版(年間)

    720 円/1ライセンス

    基本機能や書き出し機能を搭載
    SSOや学習eポータルとの連携が
    可能なスタンダードプラン

    個別見積

    教員数

    無制限/校

    児童生徒数

    無制限/校

    学習eポータル連携

    あり

    シングルサインオン

    あり

    監修者メッセージ

     学校には児童生徒一人一人の心身の健康を把握し、きめ細かく対応することが求められています。いじめや児童虐待の問題に早期発見、早期対応しなければならないことはもちろん、悩みを抱えたり気分が落ち込んでいたりすることをも敏感に捉え、児童生徒に寄り添って問題の解決につとめることが、必要です。
     一人一人の児童生徒の状況を把握することは容易ではありません。しかし、「GIGAスクール構想」が前倒しされ、小中学校では児童生徒に一人一台の端末が配備され、高速ネットワークに接続してクラウド上でデータを管理することが可能となった今、この環境を活かせば、児童生徒一人一人の状況の把握を進めやすくなります。
     「デジタル生活ノート」は、児童生徒一人一人が教員とつながり、児童生徒の不調や悩みを教員が把握しやすくするとともに、教員が児童生徒を心配したり励ましたりすることができるツールです。試用した小中学校の教員の方々のご意見をもとに細部が調整され、教員の方々にとって負担なく使いやすいものとなっています。
     多くの学校で「デジタル生活ノート」が活用され、教員と児童生徒との間で、暖かいコミュニケーションが日常的に進められ、児童生徒が安心して日々の生活を送れるようになってもらえることを期待しています。

    千葉大学教育学部 学部長 藤川大祐教授

     「デジタル生活ノート」は、子供の体調や気持ちの変化などを把握することでタイムリーな子ども理解につながるだけでなく、以下に紹介する多くの特徴を有しています。これは単なる「生活記録ノートの電子版」という範疇を大きく超え、豊かな可能性を秘めたすぐれたツールといえるでしょう。
     現在、教育現場では急速にICT化やデジタル化が進んでいます。政府が提唱する「Society 5.0」や「GIGAスクール構想」に基づいて、一人一台タブレットが配付されるなど、子供を取り巻く環境は大きく変化しつつあります。このような中で、日々楽しみながらタブレットや電子端末に触れることで、これらのICT機器への理解や習熟が深まることが期待されます。
     「デジタル生活ノート」は、子供たち一人一人が自らの体調を確認するという自己管理能力の獲得に大きく役立ちます。また、子供と教師がダイレクトにコミュニケーションできるというメリットを有しています。これまでも紙ベースの「生活記録ノート」は存在していましたが、「デジタル生活ノート」は何といっても子供たちがすでに慣れ親しんでいるSNS感覚の手軽さと楽しさがあり、そのことによって続けやすいという特徴を持っています。日記をつけ、今の自分にぴったりくるスタンプを探すという行為は、思春期を迎えつつある子供たちが自らを内省し表現するよいきっかけともなります。なお、スタンプは実に豊富で、多彩な感情表現が可能な点も見逃せません。
     さらに、教師からの「連絡・お知らせ」や「教科連絡」をいつでも、そしてどこでも確認できる点も重要です。教育現場には集中を維持することや書き写すこと、さらには教師の話を聞きながら板書を取るといったマルチタスクが苦手な子どもなど、さまざまな困難さを抱えた子供たちがいます。その時に、いつでも自分のペースやタイミングで確認可能な「連絡・お知らせ」や「教科連絡」は、当日欠席した子供だけでなく、このような子供たちに対する配慮も兼ね備えた嬉しい機能といえるでしょう。
     紙ベースの「生活記録ノート」はアナログならではのよさがありますが、児童生徒が提出しないと返信メッセージを書くことができないというデメリットもありました。その点で「デジタル生活ノート」は、欠席や記入忘れなどの児童生徒に対しても「○○さん。元気かな?」といつでもあたたかいメッセージを送ることができます。
     また、不登校など長期にわたり欠席している子供とも双方向のやりとりが可能です。不登校の子供たちへの「いつでも先生は見守っているよ」という担任からのメッセージはどれだけ励みになることでしょうか。さらに長期休業といった登校日以外の日でも子供にメッセージを送ることができます。このように、いつでもそしてどんな状況の子供であってもつながりを持つことができるというのは非常に大きな特徴といえるでしょう。
     子供が登校している間に、「生活記録ノート」を読み、コメントを記入するという時間的制約もなくなりますので、教師にとっては余裕が生まれ働き方改革の一助となることも期待できます。
     このように「デジタル生活ノート」は、さまざまな今日的テーマや要求にマッチしたコミュニケーションツールであり、今後大いに活用されることを期待したいと思います。

    千葉大学教育学部 磯邉聡准教授(臨床心理士)

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