心とからだの見守りツール
「デジタル生活ノート」

デジタル生活ノートは、子供たちの身体の状態や生活リズム、気持ちの変化を記録し
クラスを横断して、複数の目で見守ることができるデジタル版生活記録簿ツールです。
デジタル生活ノート(みまもりふぅーにゃん)に込めた想いはこちら

デジタル生活ノートの3つの特長

Feature1日々自分の健康状態を確認し、自己管理能力を育成できる

紙やアンケートツールで行っていた健康記録は、事前準備に手間がかかり、見逃しの不安や長期的な記録の管理がとても大変で、担任の負担が大きいという課題がありました。

デジタル生活ノートの「健康記録」は、子供たちが体温や体調に関する質問を送信すると、先生画面でクラスごと・児童生徒ごとに一覧で確認できます。

子供たちは選択形式で回答し、送信できるため、低学年でも簡単に活用することができます。
37.5度以上の場合や体調がすぐれないと回答した場合は、赤字で表示されるアラート機能を搭載しているため、見逃し防止にも役立ちます。また「健康記録」は、クラスごと(日次)・児童生徒ごと(月次)で書き出しが可能です。

    先生からのココがいいね!
  • 日々のフォームの作成が不要で、業務負担を軽減できる
  • 月別・日別表示ができるので、継続的な管理がしやすい
  • クラスを横断して確認できるので、複数の目で見守れる

Feature2双方向のコミュニケーションでつながり、見守る

紙で行っていた生活記録は、お休みの時にやり取りができなかったり、紛失や渡し間違い等の漏洩に不安があったり、限られた時間の中でのコメント返しが大変という課題がありました。

デジタル生活ノートの「生活記録」は、子供たちが日々の日記や振り返りを送信すると、先生画面でクラスごと・児童生徒ごとに一覧で確認できます。

子供たちは、自由記入のほかに、気持ちを表した「気持ちスタンプ」を使用することができます。このスタンプを使用することで、子供たちは自己表現がしやすくなり、気兼ねなく続けることができます。
また、先生は子供たちの生活記録に対し、個別にコメントを返したり、まとめてコメントを送信することができます。先生画面では、自由記入のほか、「ごほうび」スタンプを搭載しています。このスタンプを使用することで、時間がない時でも簡単に返信することが可能です。

    先生からのココがいいね!
  • 紛失や渡し間違えがなく、セキュアな環境でやり取りができる
  • 子供たちの変化にいち早く気づき、タイムリーに声がけができる
  • 長期休みの時や欠席者にもメッセージを送ることができる
  • チーム学校で情報を共有し、多様な視点で継続的に見守れる

Feature3業務負担を軽減できる「先生からのお知らせ」「教科連絡」

従来の連絡方法では、連絡に時間がかかったり、伝え漏れや写し間違いなどの問題が発生しやすく、忘れ物が多かったり、業務負担が大きいという課題がありました。

デジタル生活ノートでは、先生や担当生徒が日々のお知らせや教科連絡を送信すると、瞬時にクラス全員に共有されます。先生は、生徒の入力をロックすることも可能です。

▲ 中学校版「教科連絡」
    先生からのココがいいね!
  • 教科や持ち物を選択形式で選べる教科連絡に特化したテンプレートが使いやすい
  • いつでもどこでも送信・閲覧できるので、先生の補足やリマインドにも役立つ
  • 書き写しの時間をなくし、より有意義に学級の時間を確保できる
  • 写し間違いを防ぎ、正確な情報共有
  • 欠席者にも情報が届けられるので、連絡の負担が軽減される

デジタル生活ノートの役割

デジタル生活ノートは、子供たちの健康状態や生活の様子を継続的に記録し、デジタルで保管することで、担任の先生だけでなく、管理職の先生やスクールカウンセラー、さらには教育委員会を含めた複数の目で子供たちを見守ることができます。
相談を必要とする子供たちが適切に相談できる、また、子供たちが発するサインにいち早く気づくという体制作りの一助となり、「豊かな心と健やかな体の育成」において、重要な役割を果たすものと考えています。
 ※参考:文部科学省HP「平成29・30・31年改訂学習指導要領」

Advantage1個別最適化学習をサポートするためのデータ連携が可能

当社アプリは「R4教育データ連携実証事業(デジタル庁)」にて、OneRoster、LTI、xAPIの連携実証を行いました。今後のデータ連携において、デジタル生活ノートから取得できる各記録データは、先進的なデータ活用ができる貴重なデータとなると考えています。

Advantage2長期休みの時や教室に来られない子どもも見守ることが可能

健康記録や生活記録のデジタル化によって、時間や場所にとらわれず、子供たちとやり取りをすることができます。そのため、子供たちのヘルプサインをいち早くキャッチし、必要な時に声がけやサポートをすることが可能です。

導入前と導入後の変化

Change1「健康記録」「生活記録」を紙からデジタルへ

【導入前】児童生徒は朝のHRにて健康記録と生活記録を提出、先生は帰りのHRまでにコメントを記載し返却
【導入後】 児童生徒は朝に健康記録、帰りの会や放課後に生活記録を入力、先生は休み時間や放課後にコメントやスタンプを送信

・記録入力の習慣づけで、指示をしなくても子供たちが自発的に入力してくれるようになった
時間の制約がなくなるので、余裕を持って確認や返信ができるようになった

Change2「先生からの連絡」「教科連絡」を紙からデジタルへ

【導入前】 先生や教科担当の生徒が連絡事項を黒板に記載し、帰りのHRで全員が書き写す
【導入後】 先生や教科担当の生徒が連絡事項を入力し、瞬時にクラス全員に共有

・帰りのHRの連絡の時間を短縮し、時間に余裕ができた、忘れ物をする子が少なくなった
・学習内容なども連絡できるので、子供たちが積極的に予習・復習をするようになった

Change3ICT利活用率の飛躍的な向上

導入校からは、毎日の紙でのやり取りをデジタル化したことにより、タブレットを開く習慣ができ、利活用を促進することができたという声をいただいております。導入前は30%ほどだった活用率を、デジタル生活ノートの導入によって、月間95%以上まで上げることができました。

活用率の推移

また、デジタル生活ノート導入前は、健康記録は紙で、生活記録はノートで、教科連絡は黒板でと、それぞれ媒体が異なっていたため、管理がとても大変という声がありました。デジタル生活ノートを導入し、管理を一元化することで、先生方の業務負担を軽減し、子供たちと向き合う時間を増やせるようになったそうです。

監修者メッセージ

 学校には児童生徒一人一人の心身の健康を把握し、きめ細かく対応することが求められています。いじめや児童虐待の問題に早期発見、早期対応しなければならないことはもちろん、悩みを抱えたり気分が落ち込んでいたりすることをも敏感に捉え、児童生徒に寄り添って問題の解決につとめることが、必要です。
 一人一人の児童生徒の状況を把握することは容易ではありません。しかし、「GIGAスクール構想」が前倒しされ、小中学校では児童生徒に一人一台の端末が配備され、高速ネットワークに接続してクラウド上でデータを管理することが可能となった今、この環境を活かせば、児童生徒一人一人の状況の把握を進めやすくなります。
 「デジタル生活ノート」は、児童生徒一人一人が教員とつながり、児童生徒の不調や悩みを教員が把握しやすくするとともに、教員が児童生徒を心配したり励ましたりすることができるツールです。試用した小中学校の教員の方々のご意見をもとに細部が調整され、教員の方々にとって負担なく使いやすいものとなっています。
 多くの学校で「デジタル生活ノート」が活用され、教員と児童生徒との間で、暖かいコミュニケーションが日常的に進められ、児童生徒が安心して日々の生活を送れるようになってもらえることを期待しています。

千葉大学教育学部 学部長 藤川大祐教授

 「デジタル生活ノート」は、子供の体調や気持ちの変化などを把握することでタイムリーな子ども理解につながるだけでなく、以下に紹介する多くの特徴を有しています。これは単なる「生活記録ノートの電子版」という範疇を大きく超え、豊かな可能性を秘めたすぐれたツールといえるでしょう。
 現在、教育現場では急速にICT化やデジタル化が進んでいます。政府が提唱する「Society 5.0」や「GIGAスクール構想」に基づいて、一人一台タブレットが配付されるなど、子供を取り巻く環境は大きく変化しつつあります。このような中で、日々楽しみながらタブレットや電子端末に触れることで、これらのICT機器への理解や習熟が深まることが期待されます。
 「デジタル生活ノート」は、子供たち一人一人が自らの体調を確認するという自己管理能力の獲得に大きく役立ちます。また、子供と教師がダイレクトにコミュニケーションできるというメリットを有しています。これまでも紙ベースの「生活記録ノート」は存在していましたが、「デジタル生活ノート」は何といっても子供たちがすでに慣れ親しんでいるSNS感覚の手軽さと楽しさがあり、そのことによって続けやすいという特徴を持っています。日記をつけ、今の自分にぴったりくるスタンプを探すという行為は、思春期を迎えつつある子供たちが自らを内省し表現するよいきっかけともなります。なお、スタンプは実に豊富で、多彩な感情表現が可能な点も見逃せません。
 さらに、教師からの「連絡・お知らせ」や「教科連絡」をいつでも、そしてどこでも確認できる点も重要です。教育現場には集中を維持することや書き写すこと、さらには教師の話を聞きながら板書を取るといったマルチタスクが苦手な子どもなど、さまざまな困難さを抱えた子供たちがいます。その時に、いつでも自分のペースやタイミングで確認可能な「連絡・お知らせ」や「教科連絡」は、当日欠席した子供だけでなく、このような子供たちに対する配慮も兼ね備えた嬉しい機能といえるでしょう。
 紙ベースの「生活記録ノート」はアナログならではのよさがありますが、児童生徒が提出しないと返信メッセージを書くことができないというデメリットもありました。その点で「デジタル生活ノート」は、欠席や記入忘れなどの児童生徒に対しても「○○さん。元気かな?」といつでもあたたかいメッセージを送ることができます。
 また、不登校など長期にわたり欠席している子供とも双方向のやりとりが可能です。不登校の子供たちへの「いつでも先生は見守っているよ」という担任からのメッセージはどれだけ励みになることでしょうか。さらに長期休業といった登校日以外の日でも子供にメッセージを送ることができます。このように、いつでもそしてどんな状況の子供であってもつながりを持つことができるというのは非常に大きな特徴といえるでしょう。
 子供が登校している間に、「生活記録ノート」を読み、コメントを記入するという時間的制約もなくなりますので、教師にとっては余裕が生まれ働き方改革の一助となることも期待できます。
 このように「デジタル生活ノート」は、さまざまな今日的テーマや要求にマッチしたコミュニケーションツールであり、今後大いに活用されることを期待したいと思います。

千葉大学教育学部 磯邉聡准教授(臨床心理士)

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