現在、デジタル生活ノートと呼ばれているアプリは、もともと「みまもりふぅーにゃん」というアプリ名でした。この名前は、発案者が千葉の地域若者サポートステーションの所長をしていたころに思いついてつけた名前です。
当社は、2011年4月から約5年間、厚生労働省が実施する地域若者サポートステーション(愛称:サポステ)で、若者就労支援を行っていました。サポステは、働くことに悩みを抱えている15~49歳(当時は15~39歳)までの若者に対して、就労に向けた支援を行う機関です。
そこでは、キャリアコンサルタントが若者とキャリア面談を行ったり、キャリアにつながるトレーニングプログラムを開発し実施していました。パソコン習得クラス、一般教養を身につけるクラス、発声練習つき演劇クラス、線画クラス、コミュニケーションクラス、花の寄せ植え体験、農業体験、職場体験、企業人紹介イベントなどなど。
ある日、線画クラスに参加していた20代の女性の描いた絵に惹きこまれたのが、ふぅーにゃんとの出会いでした。ちょっと寂し気な、でも温かみのある、優しそうなネコちゃん! 作者である彼女が時々「ふぅー」と緊張をほぐすために深く吐くため息をきいて、そのネコちゃんの名前を「ふぅーにゃん」と命名しました。
そんな背景もあり、「ふぅーにゃん」が学校で息苦しさを感じている子供たちの心の支えになれたらと思いました。「ふぅーにゃん」がいつもみんなのことを見守っている、そんな学校で使えるアプリがあったらいいなと考え「みまもりふぅーにゃん」の開発をスタートしました。