【指導案】ぼくらの村の未来

この指導案は、敬愛大学教育学部阿部研究室で作成されました。

基本情報

主題名わたしたちの町  C -(16) 国や郷土を愛する態度
教 科道徳

授業のねらい

自然を愛する気持ちと便利な生活を求める気持ちとの対立の中で、郷土を愛することの意義について考えることができる。

資料

「ぼくらの村の未来」(出典:「ココロ部!」NHK for School)

本資料は、NHK for School の「ココロ部!」という道徳教育番組の映像資料である。「ココロ部!」の部員・コジマが、山間の自然豊かな村の住人として、ピンチに遭遇し、村の宝である“自然をどうするか”について考える内容である。今、村は新しい道路を作るかどうかで揺れている。道路ができると、すぐに町まで行けて便利になる。しかし、道路を通すと、村が大事にしてきた貴重なキノコや森が破壊されるため、反対意見も根強い。コジマは、賛成派と反対派の両方の意見を聞いてから道路を作るか決めることにする。しかし、両者ともに説得力のある発表を聞いたコジマはますます悩む。「自然を守るために道路をあきらめるか? 便利な暮らしを実現するために道路を作るか?」という内容である。また、本資料は答えが明示されていないいわゆるオープンエンド型のものである。

指導計画

番組を視聴して、解決すべき課題を確認する。

・状況を把握しやすくするために、番組を流しながら黒板に写真等を掲示する。
・村の現状と、「コジマ」が困っていることについて確認する。

期待される児童の変化

村の現状と、対立する二つの意見について理解する。

個人で課題について考える。

・AIAIモンキーを用いて、次の設問に回答をさせる。選択肢を選ばせ、理由を記述させる。
A:道路をつくることに賛成
B:道路をつくることに反対
・なかなか決められない子に対しては、この先意見が変わってもよいから、とりあえず今の気持ちを書いておけばよいと助言する。

期待される児童の変化

課題について、自分の考えをもち、その理由を書くことができる。
【A 賛成】
病院が遠く命の危険がある、時間がかかり不便、町おこしになり町が活気づく等
【B 反対】
自然がなくなったら町の良さがなくなる、空気や水が汚れ、病気を引き起こし人の命にも関わる、自然は一度壊したらもとにはもどらない等

クラスメイトの意見を確認しながら、選択した根拠について話し合う

・「意見分類」によって、A と B を選択した割合を確認し、クラスの状況を把握させる。
・「わくわくの実」などを自由に操作させ、クラスメイトがどのような意見をもっているのかを確認させる。
・個人で確認をした後、自分の意見や、異なる立場の人に聞きたいことなどについて口頭で話し合う。

期待される児童の変化

・自分の選択とは異なる選択をした人もいることや、同じ選択をしても理由が違う人がいることなどをしる。
・異なる意見の人と話し合うことにより、多面的に問題を捉えられるようになる。
・他者の意見を聞きながら、自分の考えを見つめ直す。

話し合ったことをもとに、最終的には自分はどちらの意見を選ぶか考える。

・AIAI モンキーを用いて、次の設問に回答をさせる。選択肢を選ばせ、理由を記述させる。特に、意見が変わった理由や、変わらなかった理由などを書くよう指示する。
A:道路をつくることに賛成
B:道路をつくることに反対
・回答結果について全体で確認をする。

期待される児童の変化

・異なる意見をふまえた上で、自分なりに再度考えることができる。

本時に学んだことを振り返る。

・「振り返り」に、本時の振り返りを書くよう指示する。
・「自分の住んでいる地域を大切にするときに、大事にしたいことはなんだろうか?」と問いかける。

期待される児童の変化

・自分の住んでいる地域におきかえて考えることができる。

指導案ダウンロード

本授業の指導案は、下記よりダウンロードできます。

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